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モデル志望のフリーターが現実逃避しながらも自分の人生を模索中

アルバイト体験談

モデルになりたくてとりあえず上京

僕はモデル志望で、自分で言うのも何ですがスタイルとかも悪くないと思うし、別に勘違い系のヘンな奴でもないと思うので、とりあえず東京に行けばなんとかなるだろうと、絵が得意というだけで、アート系の専門学校に進学するという名目で上京してきました。当たり前ですが、甘すぎました。

在学中は特に何ということもなく、バンドのボーカルをやったり、友達の自主制作の映画にちょろっと出してもらったりと、なんというかブレブレで、自分のやりたいことがビシッと決まっていないし、オーディションに応募してもなんの音沙汰もなく受かる自信もないしで、専門学校自体は迷走していました。

僕のそういった傾向は卒業後も変わらず、さあどうしようとか一応頭で考えようとはするのですが、なんだか一歩踏み出す勇気も起こりません。ただ、地方に帰っても何もないという現実があり、親からの仕送りも卒業とともになくなったので、日々食いつなぐために今はこちらのボーイズバーで働いています。

きっかけは高収入系求人サイト

肉体労働とかではない、自分の見た目をある程度活かせそうな高額系バイトだと、ホストが思いつくと思いますが、高収入系求人サイトで見つけたボーイズバーという職種に興味を持ちました。ノルマは無いし、営業も不要という待遇面と、ホストほど厳しくないという点に惹かれました。

面接ではモデル志望ということも一応伝えましたが、うちの店は俳優志望や芸人志望の人も多いことをマネージャーさんに聞かされて、自分と同じような人達がいると、少しやる気がでました。実際の仕事をやってみると、仕事自体は僕にとってそこまでハードなものではなく、基本的にコミュニケーションが好きなこともあり、自分には合っていると感じました。

フラフラしているなりに進行中?

何とかしなきゃなーと考えつつも、休みの日は飲んだり適当に遊んだり・・・引き続き現実逃避中です。この根本的な軽さというか楽観的な性格はほんと駄目ですね・・・。自分探しに取り組むのも、専門学校時代にしておけよという話なんですが、いい加減自分の人生の道というものを切り開いていかなければと思っています。

幸いこのバイトをしていれば普通に生活はできますが、ボーイズバーで稼げるのは若いうちだけだと思うので、なにかスキルなりプラスαになるものを見つけないといけないなーとか、最近ようやく普段は読まない本を読み始めました。とりあえずやりたいことというか、「興味のあること、得意なことを探す」ということで、読書しながら自分自身を模索中です。