スポーツインストラクターが出張ホストの高額バイトにチャレンジ
アルバイト体験談
独立した時期にコロナ直撃
狙い撃ちみたいに自分が独立した時期にコロナが直撃してきて、いやな運命だと思いました。でも、こういう目に合っている人は全国に何千何万人といるはずだと考え直し、ネガティブにはならず、まず、手元に必要なお金を稼ぐための高額バイトだ、と前を向きました。
僕は区内のフィットネスジムを拠点に働いているフリーのインストラクターです。その前は雇われでスポーツトレーナーとかもやっていましたが、フリーになった瞬間コロナが蔓延してきたというわけですね。整体院で按摩マッサージ指圧師の資格を活かしてバイトもしていましたが、それだけではとても足りない。
この上は肉体労働も仕方ないだろうと思っていたところ、ウリセンバーのバイトの募集を見つけました。待遇も何かと良さそうだし、自分は実はゲイなのですが、セクシャリティ不問ということで、とりあえず一度面接に応募してみました。
その経歴、活かせるかもよ? といわれて
面接では、「マッサージできるなら、お客様には好かれると思うよ」と言われました。その経歴、活かせるかも、というわけです。晴れて採用。しかも最初の出勤から結構待ち時間もなくすんなりと指名がついて、最初にお相手させていただいたお客様との関係は、今でも続いています。
その方が求められたこともそうなんですが、この難しい時代で、みなさんとにかくカラダがバキバキに疲れてらっしゃるんです。だから、仕事は会話をまじえながらのマッサージみたいなもの。僕にとっては日常的なことなので、こんなことでこれだけの高収入をもらえていいのかと、ちょっとビックリするような思いでした。
実際、マッサージなんかも提供できたら、それベースでもしお客様がたくさん付いてくださったら、という下心はないこともなかったので、それが実現したかたちです。ただ、その特技を離れると、キャストの中ではわりとコミュ力高い方ともいえないのですが、それでもこれまでスタートしてから数ヶ月、さすが高額バイトと実感できるだけの給料を安定して稼げています。
本業は今は4、こちらが6くらい?
次第にコロナのほうも沈静化してきたようではありますが、まだ怖いですね。だから本業の合間の高額バイトとはいっても、本業が4、副業が6というような割合です。生活が苦しいときに助けてくれたのは、本当にこのお店なので、ここに軸足を置いていれば逆に不安はもうないかな、と思っています。
お店からの給料とは別に、チップ収入がちょくちょくとあるのも嬉しいです。これはお客様の満足度をあらわすものでもあると思うので、自分がちゃんと仕事を評価されているのだと、ありがたく受け取っています。
店外指名という出張サービスのビジネスモデル自体は魅力的で、運営のほうも興味がでてきました。僕自身、いつか独立して整体院かスポーツジム経営で、出張のサービスもうまく取り入れられたらなーと想像しているのですが、その勉強もかねて裏方を覗かせてもらえれば、とも思っています。