ソムリエと出張ホストのダブルワーク!ワイン好きのお客様に好評です
アルバイト体験談
本業との兼ね合いで夕方だけです
実は本業はちょっと名の知れた有名レストランでソムリエをやっています。結構勉強してきたので、自分の今のポジションには満足しています。いつかワインバーでも、という思いもありますし、この世界で生きていく、という意志はかなり強いという自負があります。
ですが、こうした情勢となって現在はレストランがノンアルコールでランチ営業のみ。となると僕の出番はなくなってしまうので、ランチ終わりの夕方以降はお店を離れて、出張ホストをやっています。なんだか飛躍した話みたいですが、事実そうなんです。仕事が減ってどうしようかなと悩んでいたタイミングでたまたまこの店のことを知り、求人応募したんです。
それでトントンと話が進んで採用されて、今はダブルワーク状態です。昼はソムリエ、夜は新宿発でいろんな場所へお客様とお供する出張ホスト。この高額バイトのおかげで、給料も相当見栄えするようになったし、何より仕事からつながるオマケもあって面白く感じています。
ワインが好きなお客様のお相手
僕のここでの立ち位置は、やはりソムリエというキャラクターです。ワインに詳しいというのは結構面白がってもらえるみたいで、主にはご指名いただいたお客様と一緒にワインを飲むという時間を過ごしています。あるいは、お食事のときにワインのテイスティングをして、お料理とのマリアージュを考えたり。
正直なところ、このお店のリッチなお客様のおかげで、自分のお金ではなかなか飲むことができないワインを味わえて、幸運だなと思っています。気に入っていただけたお客様にはご自宅に招かれることも。そのときにはお返しのつもりで、おすすめのワインを持参します。
もちろん、というべきか、そのワイン代もお客様が出してくださります。お料理なんかはこの時代ですから、宅配でも結構良いお店から素晴らしいメニューをとることができて、一緒にお食事。ちょっと体重を気にしないといけないくらいの美食を毎日のように味あわせていただいています。贅沢なダブルワークです(笑)
自分の勉強にもなりお金にもなる
僕の仕事内容はそんなものです。このバイトを始めるまで考えたことがなかったですが、こういう風に副業が本業のためになる、一石二鳥というダブルワークもあるんですね。いやどうだろう。お金だって結構な額もらえているから、実質的には一石三鳥かもしれません。
夕方以降の少しの時間を使うだけでこれだけ良い具合になっているのだから、ガチガチで入っているキャストはもっといいんだろうな、と羨望の目を向けてしまいそうになりますが、まあ他人は他人かな。お店の雰囲気として、干渉しあうこともないですし。僕はこれで満足しています。
どちらかといえば、コロナが終わったら、あるいは本業集中でこっちのバイトはもう来ることができないのかな、と思うと寂しいですね。いい勉強にもなる、という口実を自分に言い聞かせて、もちろんこっそりバイトを続ける手もあるわけですが(笑)